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猫熊堂&黒猫熊の
TVに吠えろ !!


<2002年8月号>
6日 NHK『海・青き大自然』シリーズ 市毛良枝に怒る 13日 CM「DELL コンピュータ」 速水奨
16日 台湾の「高雄」 何て読む? 16日 『鉄腕アトム』のヒゲオヤジって
23日 NHK・激変する地球環境シリーズ『南極を行く』 24日 CM・日産「フェアレディーZ」 音無しの構え
26日 NHK『地球・ふしぎ大自然』 もうちょっと頑張りましょう
<お願い>
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8月26日
<NHK総合・『ふしぎ大自然』クサナギくん もうちょっとかんばりましょう。>
  黒: 「ダ・ヂ・ヅ・デ・ド」が「ら・り・る・れ・ろ」になっちゃうの、ナントカしてぇ〜。
「・・・・・ですねぇ。」と言ってるはずなのに「・・・・・れすねぇ。」に聞こえる。
ギャグなら許せるけど、大真面目なのに、コレじゃぁね。 大人なんだし。
百年の恋もいっぺんに醒めちゃう感じ〜〜〜。
猫: 初期と較べると、ずいぶん上手くなったと思うけど。
黒: それは認めるけど。・・・・・でも、初期が酷すぎたのよ!!
猫: 確かに。
黒: アタシは『ふしぎ大自然』のナレーションには文句あんのよ。
映像の良さをナレーションがぶち壊してると思ってるワケ。
一番いけないのは、パッションが感じられないことよ。
クサナギ君だけじゃなく、小泉今日子にも言えることだけど、
“動物に興味なんか無い”としか思えないような読み方なんだもの。
ダメだっちゅうの、そんなんじゃ。 もっと、愛を伝えなきゃ!
猫: そうだよね!“好き”って感じが前に出て来ないと。
あとね、私は、台本がトンデモナイと思うんだ。
黒: それは言える! 
「わぁ、おおきいですねぇ」とか「ビックリしましたね」とかっていうセリフ、
毎回、必ず、言うよんだよねー。
「大きいなァ」とか「ビックリ」なんて、見てる側の頭に浮かぶもの。
“感想”までナレーションが言っちゃうことはない!!
猫: 百歩譲って、“クサナギ君やキョンキョンと感想を共有させよう”という
目論見だとしても。 成功してるとは、とても思えないわ。
“視聴者が全員幼児で、ひとりで(又は幼児だけで)、この番組を見てる”
というのなら、共感できるだろうと思うよ。
けど、そんな状況がどれだけあるだろうか?多くはないんじゃない??
だったら、親子で顔を見合わせて「おおきいねぇ!」と言い合えるような
セリフを考えて書くべきだと、私は思うの。
現状では、誘導くさいセリフは、ただおしつけがましくて、邪魔なだけ。
黒: しかも、ナレーションが棒読みだから、余計、“いらない”感じなの〜。
クサナギ君もキョンキョンも、せめて、しっかり口開いて台本読もうね。
クサナギ君は姿勢に気をつける。猫背で読んでるみたいに聞こえるよ。
猫: おふたりのファンの方々、台本関係者&その身内の方々、
気を悪くしたらゴメンなさい。
私達は動物好きで、映像も素晴らしいから、この番組は必ず見てます。
すごく期待してるんです。期待が大きいからこそ、アレコレ言うんです。
お願いだから、ウイルス・メールは送らないでネ。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

8月24日
<CM・音無しの構え「日産フェアレディーZ」
  黒: アンチ・テーゼとしての。というか。
猫: 映像だけで、ノー・ナレーションのCM。
でも、受け手のイマジネーションを大いに喚起するよね。
黒: 例えば、男性の耳がアップになるシーン。
頭の中でエギゾーストノートが聞こえる気がするでしょう。
女性のうなじのシーンは、うぶ毛を揺らす風を感じる気がしない?
そういうひとつひとつの感覚は不思議と透明感を伴っていて、
憧れをいだきたくなってしまうし、ちょっとオシャレでもある。
言葉をつくして語られるよりも、たぶん、ずっと強く
フェアレディZのテーマである“レジェンド”を納得させてしまうの。
猫: 声優ファンとしては、声なしでコレはちょっとクヤシイ。
でも、アタシ、好き、このCM。
黒: そーなんだ!クヤシイのっ!! でも、良いのよ!
BMWのスポーツタイプのCM以来の出来!!!
あれも良かったなー。 にぎやかな小鳥のさえずりがパッと静まると、
BMWが車庫からスローモ−ションで走り出てくるのよ。その間、無音。
その、一瞬息を呑む感じが、すごく良かったんだよなー。
猫: あー、黒ちゃんがまたどっか行っちゃうよぉ〜〜〜。(笑)
ま、それはさておき。 私達が言いたいことは、
「CMでも、TV番組でも、もっと、声と言葉を大切にして!!」ということ。
音に気を配って作って欲しいんです。
黒: うん、うん。 頼むよっ!!

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

8月23日
<NHK-BS1・激変する地球環境シリーズ 『南極を行く』
  黒: 海外製作のドキュメンタリーですが。
英語っぽい言いまわしをかなり残した直訳系の台本を使っていても、
「ナレーターによってこんなに印象が違う」という見本になりそう。
猫: はい、はい。 
黒ちゃんは『海・青き大自然』シリーズと較べてるわけです。
『南極を行く』のナレーターは小川真司さんです。
環境や動植物を調べながら小型砕氷船で南極の海辺を探検するという
ドキュメンタリーで、内容は地球環境的にはかなりシリアスなのですが、
探検そのものは“冒険”的なワクワク感があるんですネ。
小川さんのナレーションは生真面目な面と遊び心の面がうまく出ていると
思いましたね。
それから、割と素直な“普通の声”で、余裕を持って読んでいるのが、
聞いてて耳に大変心地よく、内容がすんなり頭に入る気がしました。
黒: 『海・青き大自然』も、小川さんだったら良かったかなー。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

8月16日
<NHK-BS2・『鉄腕アトム』のヒゲオヤジ
  黒: 矢島正明さんだったんだー! 
時々『世界・ふしぎ発見!』のナレーションをやったりする、
あの、美声の、矢島さんだよー。
猫: 驚いた〜〜〜。 ヒゲオヤジの声、かなり“作って”ますね。
黒: 時代の喋り方とでも言うのかな。
「アニメの喋りはこう」って型があるみたいな感じがするね。
どのキャラもちょっとお茶ノ水博士風の声の出し方してるもの。
猫: 『アトム』って、今見ても面白いねぇ。着想の先見性には驚かされる!!
黒: ストーリーが新鮮!日本アニメの原点っていう感じ。
(↑パクリ横行ってことか?アメリカにもいろいろパクられてたよなぁ。)
あと、構図が独創的だなぁ、とも思う。 きょう見た『細菌部隊』では、
ワキ・キャラがすっ飛んで視聴者に向かってくるシーンとか、
ちょっとした体のねじれ具合とか、見てて何か新鮮だった。
今、ジャパニメーションは世界に誇れる日本の輸出品のひとつに
なっているけど、手塚治虫が工夫して開発した技法って、文字どおり、
その基礎になっているよね。
手塚治虫は日本の宝だったんだなーと、つくづく思うわ。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

8月16日
<NHKニュース・「高雄」って、なんて読む?>
  黒: 台湾の「高雄」。きょうのニュースでは「たかお」と読んでいましたね。
じゃ、聞くけど。 韓国と北朝鮮の国境「板門店」。 なんて読む?
猫: 「はんもんてん」
黒: 去年くらいまでは、NHKのニュースでも「はんもんてん」だったけど、
最近は「パンムンジュム」って読むのよ!
じゃぁ、「金大中、鄭夢準、洪明甫」を読んでみて?
猫: キム・デジュン、チョン・モンジュン、ホン・ミョンボ。 (←余裕!W杯見てた。)
黒: 「金大中氏事件」は?
猫: きんだいちゅうしじけん。 ありゃ?
黒: 台湾の総統「陳水扁」さんは?
猫: 「タン・スイヘン」さん?
黒: きょうのニュースでは「ちん・すいへん」と読んでたわ。
韓国&北朝鮮と台湾は、両国とも地名・人名が漢字表記で、しかも、
戦時中は日本の支配下にあったので、日本では、どちらの地名・人名も
日本語読みをされてきたという歴史的経緯がある。 だけど、今、片方は
現地語読みに準じていて、片方は日本語読みって、何かヘンじゃない?
板門店がパンムンジュムなら、高雄は「カオシュン」か「ガオション」では?
猫: うーん。そうなんだけど。 中国語は読み方がいろいろあるでしょう?
香港は、広東語では「ホンコン」だけど、中国標準語(北京官話)では
「シャンガン」っていうみたいに。
台湾は帰属問題があるので、日本のニュースで台湾語読みしちゃって、
中国に「台湾は中国の領土です。中国標準語の読み方に準じてください」
とかって言われたら、困るし。 
黒: でも、毛沢東は「もうたくとう」だよね。ニュースで「マオ・ツォートン」とは
読まれない。 瀋陽は「しんよう」で「シェンヤン」じゃない。 でしょ?
猫: うーん。やっぱり、聞いた時のわかりやすさが鍵なのでは?
「高雄」は「たかお」が1番わかりやすいと思うもの。
黒: 外国の人名地名の読み方を現地語に準ずる時と日本語読みをする時の
判断基準は何なのかな〜?? ちょっと知りたくなぁい?
猫: 読み方ってムズカシイよ。
例えば、F1ドライバーのミハイル・シューマッハーは、日本では独語読み
が一般的だけど、英語圏の人はマイクル・シューマッカーと英語読みが
普通。私は、なんだか別人みたいな気がしちゃって違和感あるんだけど、
コレ、日本で、毛沢東を「もうたくとう」って読むのと変わらないんだよネ。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

8月13日
<CM・「DELL コンピュータ」 速水奨
  黒: は、速水奨だよね!うひゃぁ、速水奨!! なんか久しぶりって感じー。
猫: いやー、いいですネ、速水奨。
持ち前の“常人離れした美声”がなんだか人工っぽくて、PCにピッタリ。
ちょっとラウール(アニメ『間の楔』)入ってるみたいな。(←耳が曲がってる?)
アタシのPCもこんな声で喋ってくれれば良のになぁ〜。
黒: 私のアタマと耳が超曲がってるのかもしれないけど、
なんか、塩沢兼人さんが亡くなってから、速水さん、ちょっと存在感が薄く
なっちゃったような気がするの。前は、もっと「爆!」な感じだったでしょ?
でも、このCMで、やっぱり雰囲気作るの上手いなぁ、速水奨!と思った。
猫: そりゃ、黒ちゃんのアタマが曲がってるんだよ。(笑)
アタシ達、最近、速水奨が出てるような作品を見てないだけかもよ。
今の速水さんは、アニメにゃギャラが高すぎて使いにくいんだろうなぁ。
ナレーションも少ないよね。TVの洋画の吹き替えも、あんまり多くないし。
黒: 洋画ね〜。(笑) 一番印象に残ってるのは、『ニア・ダーク』の主役!
バンパイアの少女に惹かれるんだけど、バンパイアにはならず、
バンパイア少女の血液交換をしてバンパイアの世界から足を洗わせる、
とってもナイーブな美少年!! ティーンエイジャーの役は少々無理が
あったけど、現実離れした映画の雰囲気には合ってた、うん。
猫: 『サイバーフォーミュラ』のナイト・シューマッハや、『パプワくん』のマジック
総帥が、“カッ飛んでて、イっちゃってて、大真面目だけどお間抜けで、
とっても爆!”なのは、速水さんの演技に拠る所が大きいと思うの。
速水さんならではの“シリアスを突き抜けたところにあるコメディ”演技を、
また、いっぱい聞きたいものです!! 
黒: うん、うん。同感!!

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

8月 6日
<NHK総合・『海・青き大自然』シリーズ
  黒: せっかくの映像がナレーションでぶち壊しっ!! 許しがたし!!
猫: 私達は、自然・動物・紀行番組が大好きなので、NHK恒例の夏の特番
『海・青き大自然』シリーズをとても楽しみにしていたんです。
映像は、もうもう、本当に素晴らしく、一瞬一瞬がまるで奇跡のようで、
驚きに満ちていて、想像をはるかに上回る高密度で圧倒的な迫力で、
打ちのめされるようです。
番組の最後に撮影現場の様子が短く挿入されるのも、撮影時の苦労と、
コレだ!という画像が撮れた時の達成感がしのばれ、面白い試みだと
思います。
黒: しか〜し。
市毛良枝のナレーションは、あまりにもヒドすぎる。
次から次へと繰り出される映像は、まったくもって、アンビリーバブル。
なのに、ナレーションが、驚きも神秘もまるで感じていないかのような
棒読みなので、映像から溢れ出していたパッションが打ち消されて
しまうの〜。 号泣!! もう、すっごく、クヤシイ!!
“映像とナレーションの相乗効果で、1+1が2以上になる”のが、
あるべきナレーションだとは思わないか!?
彼女のナレーションは、基本的な部分でも、てんで、なってない!!
言葉のツブ立ちが悪く、リズミカルでも無く、活舌も悪く、腹からではなく
喉から声を出しているのでセリフがせせこましくて苦しそうに聞こえるし、
もちろん声も細く、声質もザラザラッと割れていて聞きずらく、
言葉が耳にすんなり入ってこないし、聞いていて心地良くない。
さらに、どういう立場でのナレーションなのか、ナレーターと視聴者の
位置関係はどうか、ということも考えていないように感じられる。
猫: 本編の前の放送されたプロローグ編で、同じ映像に
NHKの局アナの柴田さんがつけていたナレーションの方が良かった。
(柴田さんのナレーションも、ベストからは程遠いのだけど・・・。)
本編が終わった後、撮影現場の様子は別の男性声優(たぶん磯部弘)
のナレーションなんで、聞いててホッとするのよね。
黒: 日本語版の脚本もヒドイと思う!!
日本語版というのは、英語を直訳すれば、それで良いのではないよね。
“生きた”日本語として映像に合うということが大切なの。
画像の迫力に負けないよう、脚本もじっくり推敲を重ねて欲しかった。
「脚本担当者、もっと日本文学を読め!日本語を勉強しなおして来い!」
って感じ。
猫: 黒ちゃん、言うことキツイ。でも、その通り!!
せっかくの映像なのに、本当にもったいないよね。
無理だろうということは百も承知で、NHKに、
「脚本を一から練りなおして、声優でも局アナでもいいけど“プロ”に
ナレーションを入れてもらって、日本語版をまるまる作りなおすこと」
を要望したいわっ。
きっと、もっと、ずっと、素晴らしくなる!!





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